MPEG2デコードIP製作【その1】

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復活後一発目の記事では、まず現在作業している内容について紹介しようかと思います。

過去にはMP3プレイヤー(を途中まで)とかアンプ(今は訳あって使ってないけど)とかを書いてましたが、今はちょっとお休みしています。

現在はというと、MPEG2デコーダIPの製作を進めています。
この手のものって市販のIPが存在するので新規性はないんですが、動画コーデックの勉強を兼ねているので良しとします。

その代わり、
  • XC3S250E (Xilinx Spantan3E) ×1の中に収める。すなわち、DWM2007年7月号の付録基板で使えるようにする。
  • フルスクラッチで作る (=OpenCores等からIPの一部をコピーしたりしない。全部自分で書く)
  • (後に述べる)制約条件さえ満たしていれば、MPEG2の規格通りのストリームを処理する。(=コーデック仕様を都合に合わせて勝手に改変しない)
を目標にしています。

まあ、規模の小さいFPGAなんで、解像度が高いのとかはもちろん無理で、以下のように条件を設定しています。
  • MPEG2 PS (ISO13818-2) に準拠
  • 解像度は最高 320x240 (QVGA) まで
  • フレームレートは30fps固定
  • プログレッシブ形式限定
  • フレームタイプは I と P のみ許可
などです。
実は、これをmakeで出したくて前回のMTM06に参加してました。もちろん完成してませんでしたが^^;
会場で見に来てくれた方に次回こそは完成品持ってきます!なんて言っちゃったので頑張って作らないとw

というわけで、これから何回かに分けて製作の様子を公開していこうと思います。
実機で走るレベルまで達成したら、ソースは公開するつもりです。お楽しみに。(MPEG2はライセンス問題とかグレーなところがありますが、趣味でだれでも使えるようオープンにして、いろんな人に使ってもらってこそ取り組んだ甲斐があるので...)

今回は取り組みの紹介まででしたー。

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このページは、kimushuが2011年4月 9日 21:55に書いたブログ記事です。

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