あ、ついた

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先日「諦める」と宣言したOLEDですが、往生際の悪い私はまた手を出してしまいまして…。
ところがどっこい、点灯に成功してしまいました。3度目の正直です。

これ以上壊さないよう、回路全体の消費電流監視はもちろん、DC/DCコンバータ部をテープで覆い、手が触れないようにしました。フィードバック部分に手を触れると出力電圧が簡単に上がってしまうので。

さっそく画像転送してみました。今回は160x128で正方形じゃなく、CDジャケットとか丁度良い画像が見あたらなかったので、日本橋の公式キャラクター「音々(ねおん)ちゃん」でも(笑)
(これって無断転載になるんでしょうか…? まあぎりぎりセーフということで)

うまく表示されましたが、一度電源を落として再度つけると、またつかなくなってしまいました。

でも一度上手くいって俄然、元気がでてきたので、根気よく調べてみました。
それでクロック周り(OSC1,OSC2)を調べていると、その隣にあるIREF端子に触れると一瞬表示がでる(ちらつく)ことが分かりました。また、制御チップに指をかざしてもちらつきが現れます。

はっきりした原因は分かりませんが、どうやらIREFのあたりの回路に問題が有ってディスプレイ表示部が立ち上がらないようです。これはハードウェアリセット(RESET#→LOW)やソフトウェアリセット(レジスタ0x05←1)では解消されません。IREFはデータシート通りの68kΩプルダウンをしていますので、もしかしたらチップのバグかもしれません。
引き続きいろいろ試してみて、確実に立ち上がる回路構成を考えたいと思います。

#hidspxプラグインは制作中です。しばしお待ちを。

(追記)
前のOLED記事で予想していたundocumentedなレジスタですが、何か有るのは確かのようです。使われていない番地のレジスタはほとんどが0x00固定ですが、0x07や0x80~0x87は試しにデータを書いて見ると、その値を保持しました。また書き込む値によって表示がオンオフしたりするレジスタ(0x86とか)もあり、これらについても引き続き調べる予定です。

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このページは、kimushuが2009年3月10日 18:07に書いたブログ記事です。

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