SoCKitがやってきた

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Terasicに注文していたSoCKitが届きました。注文時はPre-Order 2014/03/07と表示されていましたが、

待たされるのを覚悟で注文してみたら、2週間で届いてしまいました^^;
PC050669.JPG
(http://sockit_support.terasic.com/)
送料(FedEx)含めて$330くらい。

載っているのは、AlteraのCycloneVにARM(Cortex-A9)を混載したSoCです。5CSXFC6D6のES版。
データシート等は誰でもダウンロードできます。→ http://www.altera.co.jp/literature/lit-cyclone-v.jsp

http://www.rocketboards.org/foswiki/Documentation/ArrowSoCKitEvaluationBoard
にブロック図がありますが、このボードはFPGA側、HPS(Hard Processor System; 要するにARM)側それぞれに
DDR3、スイッチ、LED等がついています。この規模の評価ボードとなると、DE0の頃のようなMILコネによる
GPIOはもはや付いていません。右端にあるHSMCになります。変換基板も一緒に買うべきか迷いましたが、
今回は保留しました。

とりあえず開封したままの状態で電源を入れると、FPGA側の初期デザインが読み込まれて
LEDチカチカ+VGA画像出力が試せます。このデモの場合はARMは動いてないようです。
なお、DE0やDE0-nanoのようにUSBバスパワーでは動きませんので、ACアダプタから12Vを給電してやる必要があります。

ARM側でLinuxを動作させるサンプルも提供されているので試してみました。
http://www.rocketboards.org/foswiki/Documentation/ArrowSoCKITEvaluationBoardLinuxGettingStarted
上記サイトからイメージファイルを落としてきて展開し、microSDに書きます。
最初は、サイトの説明をちゃんと読まずに2GBのmicroSDに書こうとしたら、容量が足りないと怒られました。
ddwin_warn.png

ぎりぎり足りなかったようです。2GBといっても総容量はメーカによってまちまちなので、
2GBで足りる場合もあるかもしれませんが、4GB以上を使った方が無難ですね。
で、SoCKit裏面にあるmicroSDスロットに差し込んで、BOOTSELやらMSELの設定を変えてから起動します。

ちなみに、後で気付いたことなのですが、上記サイトのBOOTSELの設定は間違っている気がします。
上記サイトの写真ではJ17を下側(0)にしていますが、それだとSoCKitでは使えないはずの
BOOTSEL=100 (1.8V SD/MMC)になります。正しくはBOOTSEL=101 (3.0V SD/MMC)かと思われます。
(回路上結果オーライなのかどうかわかりませんが、どちらでも動きますが...)
PC050670.JPG ← SD起動の場合、これが正しいはず...。

3つあるmicroUSBポートのうち、ボード正面から見て一番右側(Ethernetポート側)がUSB-UARTになっているので、
それをPCに繋いで電源を入れれば、コンソール入出力になります。(baudは57600bps)
PC側はFTDIのドライバが必要ですが、このブログを読んでいる方々ならば、きっと導入済みですよね。
sockit_linux.png ← 起動させて、cpuinfoやunameを出してみたところ。

とりあえず本日はFPGA側・HPS側それぞれの動作を確認できたので良しとします。

ちなみに今日気付いた悪い所。USB-UARTの部分はBusPowerにして欲しかった。
電源OFF/ONやHPSリセットで、FTDIのチップがリセットがかかってしまうので、仮想COMポートが一瞬消滅します。
ターミナルソフトの再接続が必要になるので非常に面倒...。

(2013/12/11修正) 回路図見直しました。BusPowerになっているようです。
...が、HPS ColdResetでリセットがかかるように配線されているので、不便なことには変わりなし。
唯一 HPS Warm ResetならばCOMポートを生かしたままリセットできます。

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このページは、kimushuが2013年12月 5日 01:10に書いたブログ記事です。

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